うなぎの天然と養殖の違いは?絶滅危惧種に指定?価格は高騰する?

土用の丑の日になると、スーパーでうなぎを見かける機会が増えますよね。

ラベル表示を見ると、天然や養殖に分かれており、天然の方が高めの値段になっています。

そもそも天然うなぎと養殖うなぎって何が違うのかわかりますか?

「天然の方が美味しそうだから・・・」という理由だけで天然うなぎを購入している方は、ここでその違いについて確認していきましょう。

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うなぎの天然と養殖の違いは?見分けられる?

日本には、ニホンウナギとオオウナギの2種類のうなぎがいます。

一般的に私たちが食べているのは、ニホンウナギです。

オオウナギはその名のとおり、体長2m近い大きなウナギで西表島などに生息しています。

水曜どうでしょうで大泉洋がオオウナギを釣り上げたのを見た時に、その巨大な姿にかなりの衝撃を受けたことを思い出します!

 

うなぎを分類していくなかで、まず大きな枠として国産と外国産の違いがあります。

そして、国産の中で、河川や湖に生息しているうなぎを天然、人の手で育てるうなぎを養殖と分けています。

日本に流通しているうなぎの中で、天然うなぎが占める割合はわずか0.3%未満であり、ほとんどが養殖うなぎか外国産うなぎが流通しています。

ただ、養殖と言っても、天然の稚魚(シラスウナギ)を自然界から捕獲して育てているので、完全な養殖とは言えません。

 

それでは、天然うなぎと養殖うなぎの違いについて紹介していきます。

天然うなぎと養殖うなぎには見た目の違いがあります。

天然うなぎは自然の中で成長するため紫外線の影響を受けますが、養殖うなぎは紫外線の影響をほとんど受けませんので、青白い色をしているものが多いです。

 

また、天然うなぎと養殖うなぎの食感の違いは身の固さにあります。

天然うなぎは養殖と比べて筋肉質なものが多いため、弾力のある固さが特徴的です。

ただ、天然ものは捕獲する場所や季節によって身の大きさが異なりますので、一概に天然ものはこういう特徴があるとは言いにくい部分があります。

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旬に関しては、養殖は人の手で温度管理を行っているため、どの季節でも同じ大きさのうなぎを育てることができます。

このため、養殖うなぎには旬がありません。というより常に旬と言うべきでしょうか。

 

一方、天然うなぎは、土用の丑の日に食べられることもあり、夏が旬だと思われがちですが、実はが最も旬の時期なのです。

うなぎは秋になると産卵のため川を下ります。

産卵期に合わせて脂肪量も増えるため、食するにはちょうどいい時期となっているのです。

夏の時期は天然うなぎは細いため、養殖の方が美味しいと言われるのも頷けます。

ですので、土用の丑の日のうなぎについては、必ずしも天然ものが美味しいとは限らないということになります。

うなぎが絶滅危惧種に指定された?

ニホンウナギは、国際自然保護連盟により絶滅危惧種の指定を受けました。

ニホンウナギの主な減少理由は、乱獲が原因だと考えられています。

旬の時期である産卵時期に捕獲していることもありますし、養殖用のシラスウナギを捕獲していれば、個体数が減るのは当然ですよね。

うなぎが絶滅危惧種の指定を受けたということは、我々日本人の食文化にも影響を与える可能性がこれから出てきそうですね。

 

二ホンウナギの完全養殖の研究は進んでおり、これが実用化されることで絶滅の危機を回避するきっかけになると期待されています。

ただし、完全養殖が実現するのはそう簡単ではありません。

また、完全養殖が成功したからと言って、すぐに全国のうなぎ需要量を補える量の生産は難しいのが現状です。

完全養殖だけに頼るのではなく、個体数をこれ以上減らさないよう努力することも大切なのです。

今後うなぎの価格は高騰する?

2016年にワシントン条約の締結国会議開かれる予定で、そこでニホンウナギが条約の保護対象になる可能性があります。

※保護対象になりませんでした。

 

今後、二ホンウナギが保護対象になれば、輸入に頼っている日本では、うなぎの価格が高騰するでしょう。

これは我々消費者のみならず、うなぎを商売にしている人すべてに大きな影響を与えることになります。

これから先もうなぎの乱獲が続けば、うなぎが絶滅し将来食べられない可能性だってありますので、我々日本人は、ニホンウナギの絶滅危機と真剣に向き合わなければいけないところまできているのです!

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