端午の節句の由来は?こどもの日との関係やこいのぼりの意味は?

5月5日はこどもの日ですね。

また、端午の節句とも言われます。

「端午の節句」と「5月5日」、そして「こどもの日」

このキーワードがそれぞれどのように結びつくのかご存知でしょうか?

ここで、端午の節句の由来やこどもの日との関連について確認していきましょう。

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端午の節句の由来は?

日本には節句と呼ばれるものがあります。

節句とは、「伝統的な年中行事を行う季節の節目」というものです。

節句は全部で5種類あり、それぞれを人日(じんじつ)・上巳(じょうし)・端午(たんご)・七夕(しちせき)・重陽(ちょうよう)と呼ばれています。

 

では、今回のテーマである「端午」について掘り下げていきましょう。

まず、5月5日を端午の節句と呼ぶ由来についてですが、この謎を紐解く前に予備知識として以下の事を確認していきましょう。

ただし、あまり深く考えると余計複雑になるんで、「そうなんだあ」と飲み込むんでください。

①十二支

これは皆さんご存知のとおり、子・丑・寅・卯~のことです。

十二支で方位や時間、そして月などを表すことができます。

 

②十干(じっかん)

十干を聞いたことのある人は少ないかと思いますが、実は我々の生活で目にする機会があるんです。

社会人で契約書を作成したことのある人は、ピンときませんか?

契約を交わす自分側と相手側を「甲」とか「乙」で表します。

甲が乙に~する。みたいな文章です。

これは十干からきているのです。

他にも丙や丁など計10種類から成り立ちます。

 

③六十干支(ろくじっかんし)

十二支と十干で60種類の組み合わせができ、これを六十干支と呼びます。

12×10=120種類なのですが、この説明をすると話が脱線しすぎるのでここでは省略しておきます。

簡単に言うと、組み合わせることができる文字とできない文字があるため60種類になるのです。

六十干支で暦を表すことができます。

では、本題に移ります。

まず「端」ですが、この文字には「物事の始まりの部分」という意味があります。

ここでは月の始まりということになりますね。

月の始まりの午・・・

うーん、これだけではまだわかりませんね。

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では、次に「午」について考えていきましょう。

午は、十二支でいう「うま」と同じ漢字ですね。

牛(うし)じゃなくて午(うま)ですよ。

 

六十干支で「午」がつく日を午の日と呼びます。

つまり「端午」は、「月の始まりの午の日」のことを表しているのです。

 

「月の始まりの午の日ということはわかったけど、5月5日とは関係なくない?」

と鋭い指摘を受けそうですので、解説していきましょう。

 

午の日は、5日に固定されている訳ではなく日にちはバラバラです。

にもかかわらず、どうして5日となったのでしょうか?

それは、午の発音「ご」(午前や午後って言いますよね)と五の発音「ご」が同じことから、

毎月5日が午の日として広まるようになり、数字が重なる5月5日を端午の節句と呼ぶようになったのです。

 

また、先ほど十二支は月を表すことができることを学びましたね。

旧暦だと、5月は十二支だと「午」にあたります。

このことからも「午」という字は、5月5日を連想させることがわかります。

端午の節句とこどもの日の関係とは?

端午の節句は、菖蒲(しょうぶ)の節句とも言われます。

元々は、厄を祓うとされていた菖蒲を軒をつるしたり菖蒲湯に浸かることで、厄払いをする行事だったからです。

中国から伝わったもので、日本の一部の地域では現在もこのような風習が残っています。

 

日本では鎌倉時代に、「菖蒲」と「尚武」が同じ読みということから、武家の中で尚武の節句として跡継ぎの男の子が立派に成長するよう祈り祝うようになりました。

鎧や兜を飾ることは、ここが由来とされているのですね。

 

これが男の子の成長を祝う行事として、現代では「こどもの日」として祝われています。

これが端午の節句がこどもの日と言われる理由になります。

端午の節句にこいのぼりを飾る意味は?

こいのぼりは、鎌倉時代から飾られていたのですが、一般に広まったのは江戸時代になります。

しかし、この時はまだ一部の富裕層の家庭でしか飾ってはいませんでした。

 

それにしても、なぜ鯉なのでしょうか?

これには2つの意味があります。

鯉は池や沼など様々な環境で生息することができる。

⇒「どんな環境にも負けないたくましい子に育つように」という願い。

中国の故事で鯉は出世の象徴とされていた。

⇒「息子が出世するように」という願い。

どちらも息子の成長を願う親心が込められているということがわかりますね。

現代ではその意味合いは薄れてはいますが、こどもの日の象徴としてこいのぼりを掲げる習慣は根づいているのです。

まとめ

端午の節句の意味や5月5日との連想についてスッキリしましたか?

国語の授業のようで頭が混乱する方もいるかと思いますが、歴史や文化から言葉の意味を読み解くのって面白いですよね。

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